歩行状態は15分の姿勢指導で変わることもある【介護ブログ】

もう歳だからと諦めないで

70代後半の利用者様、軽い認知症と鬱の傾向があります。

街を歩いているときにふとガラスに映る自分の歩き姿勢にがっかりするというお話をされました。

その場で歩いてもらい状態を確認すると、首の前傾、首方周りと腰に硬さがあったので15分の程度の時間を使いストレッチと軽い体操をしていただき再度歩行状態を確認しました。すると、動きの硬さが取れて腕がしっかりと振れるようになり完璧ではないものの歩行状態の改善が見られました。

この関わりの中で一番価値を感じたのは動きが良くなったことよりも体の変化に気づいた利用者様の表情がパッと明るくなったことです。

高齢者の方は加齢と共にできないことが増え、気持ちも暗くなりがちですが今回のように少しの工夫で体の機能だけではなく心まで良くなるということがあります。

このことは高齢者ご本人だけではなくその周りの身近な方にも知っていただきたいことです。

もう歳だからと諦めないで問題に関わり解決しようとする姿勢を忘れないでくださいね。

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